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お知らせ

2023.07.21

ボツリヌス療法を行っています

患者さま

ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を障害となっている筋肉内に注射する治療法です。ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があります。そのため、ボツリヌストキシンを注射(ボトックス注射)すると、筋肉が過度に緊張している症状をやわらげることができます。

当院では脳卒中等を発症し、手足(上肢・下肢)にこわばりが出ている方を対象に今年度よりボツリヌス療法を実施しています。ボトックス注射を施注することにより、①筋肉の過度な緊張が緩和し、患者さま自身で手足が動かしやすくなる②手足の緊張により着替えや排泄の介護が困難な方の手足が動かしやすくなり、安楽に介護を受けることができるといった効果が得られます。

ボトックス注射を施注後もリハビリテーションを積極的に実施し、治療効果の促進や維持ができるよう努めています。